縁切りの多様な対象
縁切りは縁結びと対照的な魔術で、そのことから主に恋愛において注目されています。
好きな人の彼氏彼女と別れさせたい。不倫相手の妻夫と離婚してほしい。ライバルの女友達・男友達を遠ざけたい。こんな理由で縁切りを求める方が多いことでしょう。
実は、縁切りの対象は人間だけではありません。生きているもの・生きていないもの、目に見えるもの・見えないもの。そんなものも対象として、縁切りを活用することができるのです。
ここでは、人間も含め、縁切りの対象となり得るものをご紹介します。

人間
- 悪縁を切る
- 親兄弟との縁を切る
- 腐れ縁の友達と縁を切る
- 妻・夫と縁を切る
- 彼氏・彼女と縁を切る
- 男友達・女友達と縁を切る
- 姑・祖父母・親戚と縁を切る
- 浮気相手・不倫相手と縁を切る
人間と縁切りについて。
縁切りの対象として最も指定されるのが、人間でしょう。恋愛で三角関係になっている人に限らず、身近な存在、たとえば家族や親友との縁切りも行われています。
ネット上では「10年来の友人との縁切り」「めんどくさいママ友と縁切り」「義両親と縁切り」など、様々なケースで検索されているようです。
私たちは人間であり、縁の世界に生きています。ですから、思った以上に人間からの影響を相当強く受けています。嫌な人が職場に一人いるだけで、世界全体が淀んでしまうように。
人間との縁切りは基本であり、最も影響が出やすいと思われます。生き辛い時は、まずあなたの現状のご縁を確かめて、整理するのが確実な方法と言えるでしょう。
物質
- 依存症の対象と縁を切る
- ためこみ症で集めた物と縁を切る
- 呪いや黒魔術グッズと縁を切る
- 家や土地と縁を切る
- 会社と縁を切る
物質(非生命)と縁切りについて。
物質との縁は、縁切りをしなくても簡単に切れると思われますよね。捨てたり、買うのをやめたりすれば終わりなのですから。
しかし実際は縁を切りにくい物質があります。それは、「中毒」「依存症」の対象となり得る物質です。たばこ・お酒・麻薬が代表的ですね。
ものを捨てられない病気(ためこみ症)や、それになりかけの人が、ため込んだ物と縁を切るケースもあります。
また、持ち主に跳ね返りがあるようなグッズ(呪術グッズ/黒魔術グッズ)は、捨てさせないために持ち主の依存心を高めようとします。
なかなか捨てられない場合、縁切りに頼ってみるのも一つの手段です。
病気や災難
- 難病や治療が困難な病気と縁を切る
- 厄年の災難と縁を切る
病気や災難と縁切りについて。
現代医療では対処できない病気にかかっている方が、縁切り神社に救いを求めることもあります。
厄年に災難が起こらないよう、予め「災難と縁が結ばれないように」と願って縁切りを行うことも。縁切りはすでに結ばれている縁だけではなく、未来に結ばれかねない縁も対象となるのです。
ただし、病気の場合は「病気平癒の祈願」、災難の場合は「厄除」を行うことが一般的でしょう。
霊的存在
- 悪霊と縁を切る
- 神様と縁を切る
霊的存在と縁切りについて。
悪霊にとりつかれやすい人は、悪霊達と縁を切りたいと願うでしょう。悪霊を祓っても祓っても戻ってくる場合は、縁切りが有効かもしれません。
神様と縁を切りたいことなどあるのかと思われますよね。その神様が人間にとって不都合な存在、たとえば貧乏神や疫病神の場合は、縁切りを望むケースがあります。
縁を切って結び直す
今、あなたのご縁の全体像が良くない状態であれば、古いご縁に縛れているのかもしれません。
人間とのご縁、物質とのご縁、霊的存在とのご縁…。ご縁の糸が絡まり合って、身動きができないのではないでしょうか。
ご縁を切れば、新しくご縁を結び直す機会に恵まれます。切るだけで終わりにせず、良縁を結べますように。

